映画「恋はデジャ・ブ」感想
恋はデジャ・ブ
主人公は自己中なTVリポーター。祭りをレポートするために訪れた町で、同じ一日を繰り返すことになる話。はたして彼は次の日に辿り着く事ができるのか?
ネタバレあり感想
ループものって今流行ってる。
昔の作品で今でも評判がいいということは、良質なループものなのだろう。これを観たらループものの基本を押さえたも同然だろう!と、失礼な動機で観始めました。
結果。マジで良質だった…!!
まず話が「一日のループに振り回される主人公」の軸から全くブレていない点。
話は一貫して、朝6時からはじまる2月2日をどう過ごすか、これに尽きるのだ。
主人公フィルは、最初は繰り返される一日に戸惑い脱出を試みる。次に何度もチャレンジ出来る恋愛に手を出す。次に警察沙汰もありな暴走に走ったりと好き勝手やり始める。しかしそれにも虚無感を抱くようになる。
そこからフィルの価値観が変わって…
彼は、努力でスキルを身につけ、手に入れたスキルを人のために使うようになったのだ。すごいぞフィルさん!
そうして町全体に愛されるようになり、女性にも愛され、それがきっかけかは分からないけど、ループは解消される。
そうしてエンディングを迎えるのだ。
\イッツハッピーエンド!!/
…ちょっとまてよ?フィルが良いなら良いんだけど、そんな完璧超人になったならもっと凄いヒロインをゲットすることも可能なんじゃないの?
でも凄いヒロインってよく分からないし当人が幸せならそれで良いのか。
最後まで観た感想は
自分が変われば周りが変わる。
ということ。「恋はデジャブ」ってタイトルだけど、恋愛だけじゃなく人生に言えることだな〜と思いました。
自分が変われば周りが変わる…ということを、ヒロインを「ものさし」として置いたことで凄く分かりやすくなった映画です。オススメ!
▼アマゾンのこのレビューが良かった